2100年で劇的に変わる月面生活のゲーム事情

20世紀に登場して以来、ゲームは私たちを魅了し続けてきました。
それは2100年という、22世紀を目前として、月面生活も当たり前になった現在においても変わりません。

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中でも熱狂的なファンが多いのは、いわゆる対戦格闘ゲームですが、これをオンラインで遊ぶにあたっては、月面生活者ならではの悩みがあります。


それは地球のプレイヤーとの間で、通信のタイムラグが生じてしまうことです。


これは、数コンマ一秒以下の攻防が決め手となる対戦ゲームにおいては、致命的なものです。

確かに、インターネットにおける通信技術は進化を続けており、どんなに容量の大きいゲームや映画のデータも、わずか数秒足らずでやり取りできるようにはなりました。


にもかかわらず、このラグというものだけは、長い間、未解決の問題であったのです。


しかし、この2100年という大きな節目を迎える年に、ゲーム業界もまた、偉大なる一歩を踏み出そうとしています。

それは、タイムラグを解消する、画期的な技術が開発され、実用化の目処がたったことによるものなのです。
今までのやり方は、ただひたすら回線の速度や強度を上げるという方法がとられてきました。しかしこれでは、ラグを縮めることはできても、なくすことはできません。

それを解決したのは、異次元の発想ともいえるものでした。

御存知のとおり、現在の発電所は全て、対消滅を利用した発電を行っています。これは最大でビッグバンに匹敵するエネルギーを出力することができ、かつ廃棄物の出ないクリーンなものです。



これにより、電力はほぼ無尽蔵なものとなったのですが、この対消滅エネルギーを、通信技術にも活かせないかというのが、研究の切っ掛けだったのです。

たとえば、コイルに電力を流せば、それだけ質量が増えます。

では、無尽蔵に電力を蓄えられるコイルに、莫大なエネルギーをかけることができたら、どうなるでしょうか。

そうなると質量もまた、凄まじいものになります。


そして、20世紀の物理学者アインシュタインが提唱したとおり、質量が増えれば増えるほど、周囲の時空も歪んでいきます。
この時空の歪みを調整すると、いわゆるワームホールを生成することができるのです。
このワームホールを通れば、過去と未来を行き来することが可能となります。

そして、通信ラグを解決する画期的な方法というのが、このワームホールに、通信無線を通すというものなのです。


そうすると、たとえ数秒のラグが発生したとしても、数秒前の時間に戻って通信を行うということが可能になります。このワームホール通信が発表されるや否や、インターネット通信におけるタイムラグは、一気に過去のものとなりました。

では、ビッグバンに匹敵するほどの強度を持つコイルとは、いったいどのような材質でできているのでしょうか。

それは、月の内部から発掘されたレアメタルをもとに合成された金属でできています。

これは、ムーンメタルと名づけられ、これからの先進技術にはなくてはならないものとされています。
まさに、新時代の通信は、月の恵みによってもたらされているのです。
長年の懸案だった通信ラグが解決されたことを記念して、各地のゲームメーカーが協力しあい、この2100年、格闘ゲームの統一王座を決める大会を、地球と月の合同で開催されることになりました。


この宇宙規模となる大会には、名うてのゲーマーが早くも名乗りを上げています。

まず一番に参加表明をしたのが、格闘ゲーマーの代名詞ともいえる、神崎亮です。


彼は公務員ながらも、e-sportsの日本代表として、数々の栄冠を勝ち取ってきました。

職業が職業ですから、はじめは世間も顔を顰めていましたが、彼の活躍を目の当たりにするや、非難は賞賛に変わりました。

そして神崎は、実力でゲーマーの地位を向上させたとして、各国で表彰されるまでになったのです。そんな彼と真っ向から真剣勝負ができるとあって、室内で生活することの多い月面生活者たちは、ゲームの腕にさらなる磨きをかけています。

とくに学生ながらも月面無敗を誇っているシド・マイと神崎の戦いは、始まる前から注目の的となっているのです。通信の歴史においても、ゲーム史においても、この2100年は大きな転換点となります。



熱戦をよりリアルに楽しみたい方は、ワームホール通信プランに、早めに切り替えましょう。
そうすれば、一流のゲーマーたちと同じ環境で、極上の試合を堪能することができるのです。